フレンスブルクの生活情報

北ドイツの街 フレンスブルクに関する情報をアップします。 ハンブルク、ブレーメン、ハノーファー、リューベック、キール、ノイミュンスター、フーズム、エッカーンフェルデ、カッペルンなどの記事も満載。デンマークのコペンハーゲン、オーデンセ、エスビャウ、オーベンロー、セナボー、コーリンの情報もお届け。

フレンスブルクの巨大つくし

春ですね。

日本では、3月中旬から暖かくなりますが、
ドイツでは、3月後半から暖かくなります。

自称ドイツのフレンスブルクでは、4月後半から暖かくなります(笑)
※この街は気候的にはドイツじゃない。

ところで、春になると、フレンスブルクでは、
こんな巨大つくしを見かけます。
デカくて、きも・・・・。失礼。

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巨大つくしの正体は?

正体は、本当に「つくし」のようです。

ドイツ名「アッカー・シャハテルハルム (Acker Schachtelhalm)」。
日本名は「スギナ」です。

※つくしは、植物そのものは「スギナ」と呼ばれ、
 帽子のようなトンガリの部分(胞子)が「つくし」と呼ばれています。

 

つくしは、ドイツでは知名度が低いです。
日本人の私は、春にこの巨大つくしを見つけると
「つくしだーー!!!( ゚Д゚)」
と大声で歓喜しますが、
ドイツ人の旦那さんは、つくしをスルーします。
信じられません。つくしを目の前にして、スルー。

ドイツ人もつくしを食べるの?

食べません。

ただし、ドイツ版のWikiによると、
つくしを煮て水肥(Jauche)を作り、庭の土に撒いたり、
化粧品の肌クリームの材料として使われることがあるそうです。


考えてみると、
私も日本でつくしを食べたことがありません。
私は自然が少ない住宅街で育ったので、
テレビや図鑑の中でしか、つくしを見たことがありません。

ていうか、私、
フレンスブルクに来て、初めて、本物のつくしを見た。( ゚Д゚)

だから、興奮しているのか!!!

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デンマークのセブンイレブン

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デンマークには、セブンイレブンが、たくさん! あります。

その数、190店舗!

 
日本のセブンイレブンは、その100倍の、19,579店舗もあるので、

たくさん!は大袈裟かもしれませんが・・・、

 

デンマークの人口:5,750,000人 
セブンイレブン190店舗

日本の人口:127,094,745人
セブンイレブン19,579店舗

 

とはいえ、
国土が小さく、人口も少なく、店も少ないデンマークに
190店舗は、「たくさん」です。

 

ちなみに、ドイツには、セブンイレブンがまったくありません。

 

セブンイレブンは北欧生まれ?

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いいえ、セブンイレブンはアメリカ生まれです。

 

セブンイレブンは、
1927年に、アメリカ、テキサス州のオーク・クリフで誕生しました。

もとは氷の小売店でしたが、次第に、

他のお店が閉まる日曜日に、牛乳、卵、パンを販売するお店に発展しました。

 

デンマークにセブンイレブンが登場したのは、1993年。

わりと、歴史が、浅っ(笑)

第一号店は、コペンハーゲンのトリアンゲルン店(Trianglen)

 

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デンマークのセブンイレブンは、
ノルウェーの大手流通企業Reitangグループ(Reitan Gruppen)の
傘下にあります。

実は、ヨーロッパのセブンイレブン第一号店は、
ノルウェーの首都・オスロにあります。

 

1927年 アメリカで誕生(オーク・クリフ)

1974年 日本第一号店(東京)

1986年 ノルウェー第一号店(オスロ)

1993年 デンマーク第一号店(コペンハーゲン)

 

どこにセブンイレブンがあるの?

都市へ行けば、セブンイレブンがあります。田舎にはありません。

コペンハーゲン、オーフス、オーデンセでは、

犬も歩けばセブンイレブンに当たる、ほど、
あっちにも、こっちにも、店舗が。

 

さらに、

セブンイレブンはシェル石油と連携しているので、
シェル石油のガソリンスタンド内にあります。

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また、
デンマーク国鉄と連携しているので、
大きな都市の駅構内にもあります。

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ヘルシンゲル駅構内のセブンイレブン。
このセブンイレブンでは、電車の切符も販売しています。

 

デンマークのセブンイレブンは、日本のセブンイレブンとは違うの?

違います!

オリジナルフードがまったく違います。

 

デンマークのセブンイレブンは、
サンドイッチ、サラダ、スムージーが充実しています。
かなり健康志向が高いです。

ベジタリアン&ヴィーガンのためのフードもあります。


環境意識も高く
フードの容器には再生プラスチックが 8 割仕様されています。

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↑Raw Grødという
デンマークの伝統的スイーツも販売されています。
オートミールやナッツがが入った、甘~いお粥です。

見た目は???ですが、
味は最高。
私はこれを買うため"だけ"に、
デンマークのセブンイレブンまで行ったことがあります(笑)。

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コーヒーも充実しています。

もちろん、自分でコーヒーを注ぐ、セルフサービス方式です。

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北欧のセブンイレブンでは、
『ROSSO』というオリジナルコーヒーが販売されています。

 

これは、北欧セブンイレブンの本拠地、
ノルウェーのセブンイレブンが自社開発したコーヒーブランドです。

南アメリカと東アフリカのコーヒー豆をブレンドし、
どっしりとした風味を出すためにダークローストしています。

北欧のコーヒーは、日本のコーヒーと比べると濃い目です。

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フレンスブルクから最も近いセブンイレブンは?

デンマークの街・セナボー(Sønderborg)の

シェル石油にあるセブンイレブンです。

 

アクセス方法

お車でお越しください。

Nørrekobbel 23

6400 Sønderborg

営業時間

月曜~金曜: 06.00-22.00

土曜と日曜: 07.00-22.0

 

といっても、
セブンイレブンでお買い物をするために、
わざわざデンマークのガソリンスタンドへ行く方は
いらっしゃらないと思います(笑)。

ガソリンスタンドではなく、歩いて行ける街中の店舗ならば、

フレンスブルクから一番近い
セブンイレブンは、
デンマークのコーリング (Kolding) にあります。

日本をイメージした丼ぶり

 

スーパーマーケット『REWE』で、
こんな食品を見つけました。

REWE to go Bowl japanisch

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日本をイメージした、テイクアウト用の丼ぶりです。

いったい、何が入っているのでしょう?


日本と称しているわりには、仏陀がタイっぽいので、
信用できませんが・・・。

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パッケージには、Reis, Edamame, Wakame と書かれています。

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パッケージを開けた瞬間、

 

ヴィネガーの香りが、ぷあ~っ!! (*_*;

 

うわ、お米が酢飯だ。
ドイツの寿司の酢飯にありがちな、爽やかな酸っぱさ。

緑色のペーストは、
アボガドかと思ったのですが、
実際は、ワサビとホースラディッシュのクリームでした。

茶色のペーストは、
シーチキンでした。

ワカメっぽい海藻は、
ワカメではない、別のなんかの海藻でした。

枝豆だけは、ふつうの枝豆でした。ほっ(安堵)。
ドイツの枝豆はシャキシャキしていて、
私は好きです。

 

美味いか、美味くないか? と判定を迫られたら、美味くありません (笑)
味はともかく、長靴いっぱい食べたいよ。(;・∀・)

 

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3,99  ユーロ。
カロリー低めで、お腹いっぱいになります。

美味しい抹茶ラテがあるカフェ

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フレンスブルクの隣にある街・ハリスレー (Harrislee)で、
素敵なカフェを発見しました。

 

カフェの名前は、『meergrün vegan kitchen』

海、緑、ヴィーガンのキッチン。

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その名の通り、ヴィーガン主義のカフェです。
ヴィーガンは、植物性由来にこだわり、
動物性由来の 牛乳、卵、ゼリーを使用しないので、
コーヒーにすら牛乳が入っていません。

代わりに、何を食べても、何を飲んでも、大豆の味がします(笑)

 

ゆえに、乳製品が好きな旦那さんや息子は、
このカフェが好きではありません!! でも、私は好き!

 

抹茶ラテが美味しい

このカフェの抹茶ラテ (Matcha Latte) は、
フレンスブルクで一番美味しい!! と、私は思っています。

 

口に入れた瞬間、
濃厚な抹茶の香りと味わいが口の中に広がり、
牛乳を使わずに、豆乳を使っているせいか、
乳製品特有の臭みがありません。
ラテなのに、スッキリとした後味。

 

お値段 3,80 ユーロなり。

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ミュスリもおススメ

豆乳仕立てのフルーツヨーグルトを添えたミュスリ
(Bio-Müsli & Fruchtjoghurt mit frischen Früchten) も美味しいです。
フルーツたっぷりで、6,50ユーロ。

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ヴィーガン系のカフェは、知覚過敏の方におススメ

実は、私、知覚過敏を持っています。

ドイツ語で、「Hochsensitivität」。
ドイツではわりとメジャーな言葉で、Hochsensitivitätを持つ人は、
あらゆる五感が過敏です。
注:霊感は持っていません。ノー!シックスセンス!


舌も鼻も過敏で、過度に刺激を受け続けると、
目眩や吐き気を感じます。人生、つねに「つわり中」。

 

そんな私には、

カフェマシーンから漂う、ミルクを泡立てた時の香りが、
とてつもなく臭く感じます。

それに比べると、豆乳、アーモンドミルク、オート麦ミルクは、
温めても臭わない。植物性だから?

あっ、でも、私は肉と魚と卵が大好きなので、雑食主義者です。

 

meergrün vegan kitchen
Süderstraße 42, 24955 Harrislee
営業時間:
火曜~金曜: 9:30~17:00
木曜と金曜のみ:18:00~21:30も営業
日曜・月曜は定休日。
https://www.meergruen.com/de/

 

 

ドイツ連邦軍のグリンピースのスープ

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フレンスブルクのクリスマス・マーケットには、様々な伝統があります。


その一つが、
ドイツ連邦軍のグリンピースのスープ。

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歴史は長く、なんと1977年から、41年間連続で、
フレンスブルクのクリスマスマーケットに参戦しています。
クリスマスマーケットで、一番古いスタンドです。


目的は、チャリティ(für den guten Zweck)。

 

ということは、フレンスブルクには軍事基地があるの?

軍事基地があります!
フレンスブルクのミュルビークに、
フレンスブルク- ミュルビーク 基地(Stützpunkt Flensburg-Mürwik)があります。


さらに、軍事学校もあります!
同じく、
フレンスブルクのミュルビークに、
戦略偵察団の学校(Schule für Strategische Aufklärung der Bundeswehr)
があります。


この学校では、
電子戦争(Elektronische Kampfführung)のための隊員を育成しています。

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グリンピースのスープって、美味しいの?

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美味しいです!

見た目が、・・・(リバースな感じ)ですが、

実際に味わってみると、

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濃厚なお肉の味わいが口の中に広がります!!!

 

燻製の豚バラ肉が たっぷりと 入っています。

まったくもって、ベジタリアン料理ではありません。

 

詳しいレシピはわかりませんが、

おそらく、以下の材料が入っていると予想します。

 

グリンピース(Erbsen)

ジャガイモ(Kartoffeln)、

玉ねぎ(Zwiebeln)、

セロリアック(Knollensellerie)、

西洋ネギ(Porree)

マジョラム(Majoran)とパセリ(Petersilie)

燻製の豚バラ肉(Bauchspeck, geräuchert)

 

ちなみに、ドイツのスープは、

前菜ではなく、立派な主食です。

炭水化物(ジャガイモ)と肉(豚肉)が大量に注入されているので、

スープだけでお腹いっぱいになります。

 

いくらするの?


チャリティが目的なので、お値段はリーズナブル。
1杯3ユーロです。


お持ち帰りも可能で、
小さいパックが3ユーロ、大きいパックが7ユーロ。

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透明のバケツに入っています。これは小さいパック。

 

いつ、どこで売られているの?


営業期間は、
12月20日(vor dem 4. Advent)までの、木曜~金曜まで。
残念ながら、毎日は営業していません。

 

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屋台がある場所は、
ニコライ通り(Nikolaistraße)。
毎年、同じ場所です。

 

ほかの屋台と比べると、
つねに10~30人ほどの軍人さんが行き来しているので、
ただならぬ雰囲気。すぐに、見つけられます(笑)

 

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スープは、トラックで屋台まで運ばれます。

ブクステフーデのクリスマスマーケット

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写真は、ブクステフーデのクリスマスマーケット、メイン会場


本日は、
ブクステフーデ(Buxtehude)の
クリスマスマーケット(Wintermärchen Buxtehude)
をご紹介します。

 

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クリスマス期間中のブクステフーデ

「えっと、ブクステフーデって、どこ???」

 

というレベルで、
日本では、知名度の低い街ですが、
北ドイツでは、わりと知られた街です。


ドイツ人のみなさんは、この街の名前を聞くと、
メルヘンやコメディ映画の舞台を
思い浮かべるようです。

ブクステフーデはメルヘンの街

ブクステフーデは
メルヘン都市(Märchenstadt)として、
ドイツ・メルヘン街道(Deutsche Märchenstraße)の街に
選出されています。

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メルヘン街道の最終地点は
ブレーメンハーフェン と ブクステフーデ です。

 

では、ブクステフーデは
どのメルヘンの中で描かれていか? というと、
グリム童話に採録されている
『ウサギとハリネズミ』の舞台になりました。

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『ウサギとハリネズミ(Der Hase und der Igel)』

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街のあちこちに、
ウサギとハリネズミのモニュメントがあります。

 

ただし、ほとんどのドイツ人は、
メルヘン街道を知りません。('◇')ゞ


ロマンチック街道、メルヘン街道、ファンタジック街道、
これら、アジア人観光客に人気のルートは、
ドイツ本国でまったく知名度が無い・・・。orz

 

ブクステフーデを有名にしたのは、
1971年にドイツ国内でヒットしたコメディ映画
『ブクステフーデのトルーデおばさん(Tante Trude aus Buxtehude)』。

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日本人にはまったく馴染みのない映画ですが、

私の旦那さん(ドイツ人50代)も、
私の友人男性(ドイツ人50代)も、
「ブクステフーデといえば、あの映画でしょ」
と、口を揃えて言うほどの知名度。

 

知らんな。

 

クリスマスマーケットのテーマは「メルヘン」

もとい、メルヘン。


メルヘン都市のクリスマスマーケットは、
やっぱりメルヘンチック。

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この街のクリスマスマーケットの正式名称は、
 『クリスマスメルヘン・ブクステフーデ
 (Wintermärchen Buxtehude)』です。

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ドイツのクリスマスマーケットには、
各々、正式名称があります。


考えてみると、
クリスマスマーケットは
街に1か所とは限らないので、
名前をつけて個別認識する必要があります。

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アリババかな?

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なんのメルヘンだか、さっぱり、わからん。

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これは、『眠りの森の美女』ですね。

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キリスト降誕シーン(Krippe)

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スイーツ系の屋台が多いです。
揚げ菓子(Mutzen)と ジャム入りドーナッツ(Berliner)の屋台。

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公衆トイレもメルヘンチック。木製です。

メインは、メルヘンチックに輝く市庁舎

クリスマスマーケットの期間中、
ブクステフーデの市庁舎の正門が、
イルミネーションで彩られます。

 

クリスマス期間中、毎日、16時30分から、
クリスマスにちなんだ
メルヘン童話の映像やアニメが映し出されるそうです。

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これぞ、メルヘンチック!

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グリューヴァインを飲みながら、
ほろ酔い気分で、ずっと眺めていたい。

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プロジェクターを見つけました。
頑張れ、プロジェクター!

 

クリスマスマーケットの期間
期間: 11月26日~12月30日まで
※市庁舎のイルミネーションは12月23日まで

 

クリスマスマーケットの営業時間
月曜~土曜: 10:00~21:00
日曜: 11:00~20:00
※工芸品の屋台は18時まで営業

ハンブルクのクリスマスマーケット

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写真は、ハンブルク市庁舎前のクリスマスマーケット。


ところで、みなさん。

ドイツで最も入場者数の多いクリスマスマーケットは、
どこの街にあるでしょうか?

 

答えは、ケルン

 

意外です。ケルンとクリスマスが結びつかない・・・。
知名度からすれば、ニュルンベルク、ドレスデン、リューベックが有名ですが、
必ずしも、入場者数や規模とは結びついていないようです。

以下、ドイツで入場者数の多いクリスマスマーケットのベスト10です。
(Größte Weihnachtsmärkte in Deutschland nach Besucherzahl im Jahr 2011)


1位 ケルン
2位 ドルトムント
3位 フランクフルト
4位 シュトゥットガルト
5位 ミュンヘン
6位 ドレスデン
7位 ライプツィヒ
8位 エアフルト
9位 ニュルンベルク
10位 ハンブルク

 

残念ながら、北ドイツの街でランクインしたのは、ハンブルクのみ
今回は、ハンブルクのクリスマスマーケットをご紹介します。

 

ハンブルクのクリスマスマーケット

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まず、
ハンブルクは大きな街なので、
クリスマスマーケットが点在しています。

最も大きなクリスマスマーケットは、
ハンブルク市庁舎の前で開催される
『Roncallis Historischer Weihnachtsmarkt auf dem Rathausmarkt Hamburg』。

 

名前が長い....orz。


ポイントは、名前に『ロンカリ (Roncalli) 』がついているところ。
ロンカリは、ドイツのサーカス団体です。

実は、このクリスマスマーケットは
サーカス団体『ロンカリ』のディレクター、
ベルンハルト・パウル氏 (Bernhard Paul) によって設計されています。

 

だから、ノスタルジック


モットーは、「利潤ではなく、芸術を (Kunst statt Kommerz)」
古き良き、子ども時代のクリスマスをイメージしています。

 

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この正面入り口 (Portal) のデザインは、まさにノスタルジー。

 

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また、利潤ではなく、芸術を追求しているので、
80を超える屋台一つ一つに、こだわりがあります。

 

ポップコーンではなく、レープクーヘンなどの伝統菓子。
プラスチック製ではなく、素材のぬくもりが感じられる工芸品。
ありきたりではなく、独自のアイデアを感じるアイテム。
天然素材を使ったフード、
リサイクル可能な素材の紙コップ、紙皿。

 

てなわけで、
マーケットで売られている商品のお値段は、そこそこ高いです(笑)

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クリスマスオーナメントがたくさん。
1つ1つは2~10ユーロですが、
1つだけ買っても意味がないオーナメント(笑)

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陶器製のクリスマスオーナメント。

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陶器製のハーフティンバー造り(Fachwerkhaus)の家。

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私は、Fachwerkhausが大好きなので、
「おひとつ買おうかしら・・・」と思ったけれど、
値段を見て、諦めました。

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今年から、鍛冶屋 さん (Schmied) が加わりました。

馬蹄(Pferdehuf)に、ご希望のお名前やメッセージを刻印してくれます。

おススメフードは?

天然素材のフードばかり売られているので、
何を食べても美味しいです。

 

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最近、流行りの、
フィンランド式サーモン。
(Lachs geräuchert über offenen Feuer)
焚火で焼いたサーモンを、パンにはさんで、
クリーミーなソースをたっぷりかけて食べます。

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クリスマスマーケットといえば、
チョコバナナ(Schokobananen)。
日本の屋台の専売特許だと思っていたら、
ドイツでもメジャーでした。

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秋~冬の風物詩、焼き栗 (Heiße Maronen)。

アクセス方法と開業時間

ハンブルク中央駅から、
メンケベルク通り(Mönckebergstraße)、
または、シュピターラー通り (Spitalerstraße) に沿って、
ひたすら、テクテクと、10分歩くと、必ず着きます。

 

SバーンやUバーンでお越しの方は、
「ユングファーシュティーク駅 (Jungferstieg)」で下車してください。

 

ちなみに、このクリスマスマーケットは、
在ハンブルク日本国領事館の目の前にあります。

 

開催期間: 11月26日~12月23日まで
営業時間: 毎日 11時~21時
※金曜日と土曜日は22時まで営業しています。

 

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クリスマスマーケットの案内図。